メディアに取り上げられるニュースレターの書き方
⇒「月刊総務」2013年11月号 『メディアに響くニュースレターの作り方』
今回のポイント
広報活動を途切れさせない方法の一つにニュースレターの活用があります。プレスリリースの発信やメディアコンタクトを、できる限りコンスタントに続けることは理想です。
ですが、いいニュース素材がいつでも存在するわけではありません。そのようなときに、ニュースレターを活用すると効果的です。
ニュースレターとは
ニュースレターとは、新商品・新サービスといったストレートなニュースだけでなく、既存商品・サービスの動向や、プレスリリースには盛り込めなかった開発秘話など、メディアの興味を喚起しそうな内容をまとめたものです。ニュースレターは、株主や顧客、取引先などを対象にしたものもありますが、ここではメディア向けに絞ってお話しします。
ニュースレターのメリット
ニュースレターのメリットはたくさんありますが、特に大きいのは次の2点です。
- 新商品・新サービスといった新しい情報でないものも発信できる。
- プレスリリースに盛り込みきれない内容も載せることができる
プレスリリースは、ニュース性の高い情報を簡潔にまとめるものですので、そこに入れられる情報には限界があります。しかし、ニュースレターは比較的自由に、ある程度のボリュームで作成することができます。
既存商品を紹介する場合は、売上推移や市場動向、独自調査といったものを織り交ぜて発信すれば、メディアの興味を喚起できる可能性が高まります。
また、プレスリリースでは紹介しきれなかった商品誕生の裏話、開発秘話、研究者のコメントなど、ストーリー性を持たせて、その魅力を訴えることも可能です。
ニュースレターの体裁と送り方
ニュースレターはプレスリリースとは違い、伝えようとする内容を詳しく盛り込むことができますので、多少ページ数が増しても構いません。
体裁はプレスリリースと同じようなシンプルなものでもいいですし、デザイン性を高くしてきれいに印刷し配布するところもあります。枚数が多い場合、FAXではなく郵送やメール、直接の手渡しなどで届けます。メールの場合は、添付ファイルを開いてもらえるよう、メールのタイトルや本文の内容にも工夫をしたいところです。
ニュースレター作成は、そのひと手間が大事!
ニュースレター作成時には、わかりやすくデータを挿入したり、ストーリー性を持たせたりして工夫をすると、より説得力が出て効果的になります。